バイナリーオプションで勝率を上げるためには、インジケータを組み合わせる必要があります。
とはいえ、
- そもそもどんなインジケーターが使えるのかわからない
- インジケーターの使い方もあいまい
という方もいると思います。
そこでこの記事では
- バイナリーオプションで必要な無料で使えるインジケータ
- バイナリーオプションで勝率が高いインジケーターの組み合わせ
- バイナリーオプションでインジケーターを使わず勝率を高める方法
などの解説しています。
バイナリーオプションでインジケーターを使って勝率を高めたいと考えている方の参考になるので、まずはご一読を!
バイナリーオプションで最低限必要な無料インジケーターとは
バイナリーオプションで最低限必要な無料インジケーターを解説していきます。
インジケーターは大きく分けて
- トレンド系インジケータ
- オシレーター系インジケータ
の2種類があります。
まずは、トレンド系インジケータから見ていきましょう。
トレンド系インジケーター3選
バイナリーオプションで使えるトレンド系インジケータ3選をご紹介していきます。
一目均衡表
一目均衡表とは1936年に一目山人(いちもくさんじん)というペンネームで細田悟一氏が、発表したテクニカル指標のことです。
一目均衡表は
- 転換線
- 基準線
- 2本の先行スパン
- 遅行スパン
以上の5本のラインから構成されそれぞれのラインを使って相場を読み解きます。
遅行スパンは
- ローソク足を上抜けると買シグナル
- ローソク足を下抜けると売シグナル
として認識されます。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドとは、米投資家のジョン・ボリンジャーよって考案されたテクニカル分析方法のひとつです。
ボリンジャーバンドは
- 移動平均線
- 上下に±1~±3σのライン
以上のラインで構成されていて、σ(シグマ)は標準偏差を表します。
標準偏差とはデーター平均値のばらつきを示したものであり、
- ±1σでは68.26%
- ±2σでは95.44%
- ±3σでは99.74%
以上のような確率でバンド内に価格が収まります。
ボリンジャーバンドはトレンド系インジケータでありながら、レンジでも使えるインジケーターですので、常にチャートに表示させておいて動きの特徴を観察するのもおすすめです。
さらに詳しく知りたい方はこちらの記事でご覧ください。
バイナリーオプションはボリンジャーバンド3σ逆張りで勝てるは大嘘!正しい勝ち方を解説
ADX
ADXとはトレンドの強弱を見極めることができるインジケーターです。
しかし、ADXは上昇トレンドでも下降トレンドでも数値が上昇します。
したがって、トレンドの強弱はわかりますが、その方向性を把握するためには、±DIを使用する必要があります。
- +DIラインは上昇トレンドの強さを示すライン
- -DIラインは下降トレンドの強さを示すライン
ADXと組み合わせて考えると、
- ADXが25以上あり、+IDが-DIの上に位置していれば上昇トレンド
- ADXが25以上あり、-IDが+DIの上に位置していれば下降トレンド
と判断できます。
さらに詳しい解説はこちらの記事をご覧ください。
バイナリーオプションのADXを100%使いこなしてトレンド攻略!順張り勝率爆上がり最強手法を紹介!
オシレーター系インジケーター3選
続いてオシレーター系インジケーター3選をご紹介していきます。
RSI
RSIとは、買われすぎか、売られすぎかを判断するためのテクニカル指標です。
また、RSI(Relative Strength Index)は日本語で「相対力指数」と訳され、ポピュラーな指標のひとつでもあります。
RSIは1本のラインで表され
- 70%以上で買われすぎ
- 30%以下で売られすぎ
とシンプルに相場の判断が可能です。
さらにくわしい使い方についてはこちらの記事を参照してください。
バイナリーオプションのRSI逆張り手法を100%使いこなす全ノウハウまとめ
MACD
MACDとは、MACDラインとシグナルラインを用いて相場分析を行うテクニカル指標のひとつです。
また、MACD(Moving Average Convergence Divergence)は日本語で「移動平均収束拡散」と訳され、比較的精度の高いテクニカル分析指標として人気です。
通常MACDは
- MASDライン
- シグナルライン
- ヒストグラム
で構成されています。
それぞれのラインは
- MACDラインは短期EMAと長期EMAの差
- シグナルラインはMACDラインの単純移動平均線
- ヒストグラムはMACDとシグナルラインの差
以上のような方法で算出されます。
- MACDラインがシグナルラインを上抜ける
- MACDラインがゼロラインを上抜ける
- MACDラインがシグナルラインを下抜ける
- MACDラインがゼロラインを下抜ける
などがあります。
さらに詳しい解説はこちらの記事を参照してください。
バイナリーオプションをMACDで完全攻略!初心者でも今日から使える具体的エントリーポイント3選!
ストキャスティクス
ストキャスティクスは相場の売られすぎや買われすぎを判断するテクニカル指標です。
ストキャスティクスは
- %Kライン
- %Dライン
以上の2本のラインによって構成されています。
- 20~30%以下でラインが推移しているときは売られすぎ
- 70~80%以上でラインが推移しているときは買われすぎ
と判断され
- 売られすぎの状態でメインラインがシグナルラインを上抜けたら買シグナル
- 買われすぎの状態でメインラインがシグナルラインを下抜けたら売シグナル
というようにエントリーにも使用可能です。
さらに詳しい解説はこちらの記事をご覧ください。
バイナリーオプションのストキャスティクスを100%使いこなして勝率アップする手法とは?
バイナリーオプションで勝率が高いインジケーターの組み合わせ
バイナリーオプションで勝率が高いインジケーターの組み合わせを3つご紹介していきます。
- 移動平均線+RSI
- ボリンジャーバンド+ストキャスティクス
- ボリンジャーバンド+MACD
1つずつ解説していきます。
移動平均線+RSIがおすすめ!
ひとつめのおすすめが、移動平均線とRSIの組み合わせです。
移動平均線とは
移動平均線とは一定期間の値動きの平均をラインで描いたものです。
移動平均線の種類には
- 単純移動平均(Simple Moving Average)
- 加重移動平均(Weighted Moving Average)
- 指数平滑移動平均(Exponential Moving Average)
以上のような3種類があります。
どの移動平均線を使っても大きな違いはないので、通常使われる単純移動平均線を使って解説していきます。
RSIとは
RSIとは、買われすぎか、売られすぎかを判断するためのテクニカル指標です。
RSIは1本のラインで表示されて
- 70%以上で買われすぎ
- 30%以下で売られすぎ
とシンプルに相場の判断が可能です。
組み合わせた使い方を解説
RSIと移動平均線を組み合わせた使い方を解説していきます。
- 期間:20
- 移動平均の種別:simple
- 期間:14
- レベル表示:30、70
使い方は上の画像(5分足)のようにRSIのダイバージェンスを利用します。
- RSIが70近辺で推移していることを確認
- ダイバージェンスの発生を確認
- 移動平均線とローソク足に乖離があることを確認
- Hightエントリーは逆
以上の確認が取れたら逆張りでエントリーします。
価格は移動平均線から離れると再度移動平均線まで戻ってくるので、その乖離が大きいほど戻ってくる力も強くなります。
ボリンジャーバンド+ストキャスティクスがおすすめ!
次のおすすめの組み合わせはボリンジャーバンドとストキャスティクスです。
ボリンジャーバンドとは
ボリンジャーバンドとは
- 移動平均線
- 上下に±1~±3σのライン
以上のラインで構成され、σ(シグマ)は標準偏差を表します。
また、ボリンジャーバンドはトレンド系インジケータでありながら、レンジでも使えるインジケーターです。
- 期間:20
- 偏差:2
ストキャスティクスとは
ストキャスティクスとは相場の売られすぎや買われすぎを判断するテクニカル指標です。
ストキャスティクスは
- %Kライン
- %Dライン
以上の2本のラインによって構成されています。
- 20~30%以下でラインが推移しているときは売られすぎ
- 70~80%以上でラインが推移しているときは買われすぎ
と判断され
- 売られすぎの状態でメインラインがシグナルラインを上抜けたら買シグナル
- 買われすぎの状態でメインラインがシグナルラインを下抜けたら売シグナル
というようにエントリータイミングを計る場合にも使用できます。
- %K期間:5
- %D期間:3
- スローイング:3
- 移動平均の種別simple
- レベル表示:20、80
組み合わせた使い方を解説
ボリンジャーバンドとストキャスティクスを組み合わせた使い方を解説していきます。
- ストキャスティクスのメインラインとシグナルラインが80以上で推移していることを確認
- ボリンジャーバンドの+2σに価格がタッチしていることを確認
- メインラインが下向きでシグナルラインを下抜けていることを確認
- Hightエントリーは逆
以上の確認が取れたら逆張りでエントリーします。
上の画像は5分足です。
取引時間15分でエントリーした場合、その戦績は9戦6勝3敗、勝率約67%です。
ボリンジャーバンド+MACDがおすすめ!
最後のおすすめ組み合わせはボリンジャーバンドとMACDです。
ボリンジャーバンドとは
ボリンジャーバンドは
- 移動平均線
- 上下に±1~±3σのライン
以上のラインで構成され、σ(シグマ)は標準偏差を表します。
標準偏差はデーター平均値のばらつきを示したものであり、±2σの範囲内に9割の価格が収まるといわれています。
- 期間:20
- 偏差:2
MACDとは
MACDとは、MACDラインとシグナルラインを用いて相場分析を行うテクニカル指標のひとつです。
通常MACDはMACDライン、シグナルライン、ヒストグラムで構成されます。
しかし、MT4で表示される場合はMACDラインがヒストグラムで表示されます。
- MACDラインがシグナルラインを上抜ける
- MACDラインがゼロラインを上抜ける
- MACDラインがシグナルラインを下抜ける
- MACDラインがゼロラインを下抜ける
以上のようにMT4を使う場合でもMACDラインとシグナルラインの使い方は同様です
- 短期EMA:12
- 長期EMA:26
- シグナル:9
組み合わせた使い方を解説
ボリンジャーバンドとMACDを組み合わせた使い方を解説していきます。
使い方はMACDのダイバージェンスを利用します。
- 価格がボリンジャーバンドの+2σにタッチしていること
- MACDでダイバージェンスが起きていること
- 陰線が確定していること
- Hightエントリーは逆
以上の確認が取れたら逆張りでLowエントリーをします。
上の画像は5分足です。
取引時間15分で取引した場合、ボリンジャーバンドとMACDの組み合わせがよく機能していることがわかります。
まとめ
バイナリーオプション取引でインジケーターを使って勝率を高める方法を解説してきました。
インジケーターには様々なものがあります。
その中でも、この記事でご紹介したインジケーターは使いやすさや人気を備えたインジケーターです。
なぜ人気を備える必要があるのかというと、人気があるインジケーターは多くの人が使うからです。
例えば、多くの人が同じインジケーターを使って相場判断を行っていたとします。
すると、多くの人が同じようなポイントで取引を行うことになるでしょう。
ですので、インジケーターを使っている人が多ければ多いほど、そのインジケーターが機能しやすくなる確率も高まります。
そして、インジケーターはそのまま使用してもなかなか勝てるものではなりません。
その際にはこの記事を参考にしていただければ幸いです。