バイナリーオプションでなかなか勝てないときは、1時間取引がおすすめです。
とはいえ、
- 1時間取引がどんなものなのかわからない
- 1時間取引をやるメリットデメリットは?
- どうやって1時間取引をやれば勝てるの?
という方もいると思います。
そこでこの記事では、1時間取引の基本からメリット・デメリット、攻略法までをお伝えしています。
- バイナリーオプション1時間取引の基本解説
- バイナリーオプション1時間取引を使うメリット・デメリット
- バイナリーオプション1時間取引のおすすめ攻略法
などの解説をしています。
バイナリーオプションでなかなか勝てない方の参考になるので、まずはご一読を!
バイナリーオプション1時間取引の基本解説
バイナリーオプション1時間取引の基本について
- 1時間取引の特徴を解説
- 取引時間帯と通貨ペアのおすすめ
という2つに分けて解説します。
1時間取引の特徴を解説
1時間取引の特徴は
- 取引時間の長さ
- ペイアウト率が比較的高いこと
の2つがあげられます。
取引時間の長さ
1時間取引の判定時間は1時間おきの00分となります。
例えば10時00分、19時00分などです。
また短期取引と比べて売買戦略も異なる戦略を持って挑む必要があります。
ペイアウト率が比較的高いこと
1時間取引は比較的ペイアウト率が高いことが挙げられます。
たとえばTurbo5分やHighLow15分はペイアウト率が1.85倍ですが、対して
- Highlow取引:1.90倍
- Highlowスプレッド取引:2.00倍
以上のように比較的高いペイアウト率で取引することができます。
取引時間帯と通貨ペアのおすすめ
1時間取引にマッチした取引時間帯と通貨ペアのおすすめは
- 取引時間帯:欧州時間~NY時間
- 通貨ペア:流動性の高い通貨ペア
の2つについて解説していきます。
取引時間帯
1時間取引を行う場合は、値動きが大きくなりやすい時間帯が有利です。
また、流動性の低い時間帯では値動きが荒くなってしまい、細かいレンジ同様値動きの予測が難しくなります。
流動性の高い通貨ペア
取引通貨ペアに関しても流動性の高い通貨ペアを選択します。
なぜなら、流動性の低い通貨ペアを選択すると値動きが荒くなり、安定した方向性が出にくいからです。
- EUR/USD (ユーロ/米ドル)
- USD/JPY (米ドル/日本円)
- GBP/USD (英ポンド/米ドル)
- AUD/USD (豪ドル/米ドル)
- USD/CAD (米ドル/カナダドル)
以上の通貨ペアが1時間取引の使用にておすすめです。
バイナリーオプション1時間取引を使うメリット・デメリット
1時間取引の特徴によって
- メリット
- デメリット
が分かれますので、それぞれ3つずつ解説します。
メリットは上手に活かし、デメリットはできる範囲内での対策を施すことで1時間取引を十分に活用することができます。
メリット
1時間取引のメリットは
- 転売ができる
- タイミングをじっくりと計れる
- 無駄な売買が減る
の3つが挙げられますので、1つずつ解説していきます。
転売ができる
転売ができることは1時間取引のメリットです。
なぜなら短時間取引に比べて1時間取引では転売までの時間的余裕があることからです。
それに加えて判定時間まで待たなくとも、勝てる可能性の低い取引では途中転売して損失を小さく確定させることも可能です。
タイミングを計れる
1時間取引では時間的に余裕があるため、その時間内でタイミングを計った取引が行えます。
例えば上の画像の
- 黒ラインが1時間足の値動き
- 赤のラインが5分足の値動き
- 1時間足での押し目が青丸のポイント
とした場合、「5分足のレートがエントリーポイントに到達したからといってすぐにエントリーする」というわけではありません。
無駄な売買が減る
1時間取引では無駄な売買が減ります。
デメリット
1時間取引のデメリットは
- チャンスが少なくなる
- 利幅が大きくなるが利益は増えない
- しっかりとした戦略を立てなければならない
の3つが挙げられますので、1つずつ解説していきます。
チャンスが少なくなる
1時間取引では短時間取引と比べると確かにチャンスは少なくなります。
したがって、初心者と上級者によってメリットにもデメリットにもなり得るということです。
利幅が大きくなるが利益は増えない
1時間取引では利幅が大きくなりますが、最大の利益額は増えません。
利幅とはFXでよく用いられる言葉で、「値がどれくらい動いたのかの幅」です。
しかしバイナリーオプションの場合「ペイアウト率によって最大利益額が決定」しており、利幅は利益に関係ありません。
したがって、1時間取引の特徴である「利幅が大きくなる」ことはバイナリーオプションにとって意味をなさないことになり
しっかりとした戦略を立てなければならない
1時間取引を行う場合は、しっかりと戦略を立てて取引をしなければなりません。
たとえば
- 1分のローソク足で相場を見る
- 1時間のローソク足で相場を見る
という2つで何が違うかというと「値動きの大きさ」です。
値動きが大きくなるタイミングではより強い根拠が求められるため、1時間取引はしっかりとした戦略のもと使わなければデメリットになってしまいます。
バイナリーオプション1時間取引のおすすめ攻略法
バイナリーオプション1時間取引のおすすめ攻略法として、
- トレンド相場
- レンジ相場
- 取引時間を使った狙い方
- 転売でのリスクヘッジ手法
という4つに分けて解説します。
トレンド相場の狙い方
トレンド相場での狙い方として
- 押し目戻り目からの順張り
- 高値安値のブレイク
を狙っていきます。
押し目戻り目からの順張り
押し目戻り目の順張りでは
- エントリーポイントには1時間足を使う
- エントリータイミングには5分足を使う
以上のようなポイント把握とタイミング把握が必要です。
エントリーポイントの把握では1時間足を使います。
例えば、 中長期トレーダーは5分足をあまり見ませんが、短期トレーダーは1時間以上の足も確認しています。
したがって、短期足よりも監視している人が多くなるため機能しやすくなるのです。
1時間足のエントリーポイント
1時間足で見た場合のエントリーポイントとして1~4までの順張りポイントがあります。
- レンジ下限のブレイクポイント
- 戻りのポイント
- 安値のブレイクポイント
- 戻りのポイント
エントリーポイントの把握ができたら、次は5分足でエントリータイミングを計ります。
5分足のエントリータイミング
【エントリーポイント1】
上の画像では5分足の確定足でしっかりと水平線を抜けてきているので、次の足でエントリーします。
その後大きく下げているので取引時間まで保有可能です。
【エントリーポイント2】
1時間足のエントリーポイント2では1時間足の移動平均線が絡んできます。(白四角のポイント)
しかし、上の5分足画像からわかるように1時間足の移動平均線は意識されていません。(赤の移動平均線が1時間足の移動平均線)
ですので、次のポイントからのエントリーを考えます。
赤の水平線がレンジ下限なので、そこからの戻りを狙っていきます。
この時に5分足では上昇トレンドが発生しているので、5分足の移動平均線の抜けを確認してからのLowエントリーです。
【エントリーポイント3】
エントリーポイント3は安値のブレイクです。
ブレイクでは抜けを判断をするために5分足の確定を待ちます。
すると、足の長さが短かったり大きな下ヒゲを引いているなど、しっかりとした抜けが確認できません。
しかし、次の足で実体が長い陰線が確定するので、そこからLowエントリーです。
その後のLowエントリーのタイミングとして5分足の直近安値をしっかり抜けてきたことを確認してからのLowエントリーもできます。
ただし、このポイントで入っていくためには
- 1時間足で下降トレンドが確認できている
- 5分足でもトレンドの継続が確認できている
- 取引時間がある程度残っている
などの条件を確認しなければなりません。
【エントリーポイント4】
1時間足の戻りのポイントです。
エントリー手順は
- 前回安値のポイントまで戻ってきてレジスタンスされるかどうか
- サポートを確認する
- サポートを抜けたタイミングでLowエントリー
上の画像を見てもわかるように上昇時のサポートは移動平均線ではないので、トレンドラインを引いて抜けのタイミングを計ります。
レンジ相場の狙い方
レンジ相場の狙い方は上下限からの逆張りです。
上の画像は1時間足で、それぞれのラインは
- 青の移動平均線:1時間足の移動平均線
- 赤の移動平均線:4時間足の移動平均線
- 赤の垂直線を現在値として戦略を考える
戦略として
- 1時間足、4時間足の移動平均線は横ばいなのでレンジと考える
- レンジの上下限は白のライン付近
- 逆張りするなら白の四角で囲った1と2のポイント
- 安値が切り上がっていることにも注意(サポートとして機能する場合もある)
以上のような戦略が立てられます。
続いてエントリータイミングは5分足で計ります。
エントリーポイント1
エントリーポイント1でのエントリータイミングを5分足で確認しましょう。
左の青丸ポイントでは、5分足の移動平均線の抜けを確認できる頃には大きく下げすぎています。
それに、残り時間も少ないのでエントリーを見送ります。
右のポイントではレンジの上限まで届かないものの、大きな上髭を出していて下げそうな感じもあります。
レンジの上限に届かず反転することもあるので、Lowエントリーを狙っていけそうなポイントです。
右の青丸ポイントではレジスタンスされただけでなので、サポートの確認をする必要があります。
すると赤の移動平均線(1時間足の移動平均線)でサポートされて上昇しているため、サポートを割ったタイミングでLowエントリーを行います。
エントリーポイント2
エントリーポイント2でのエントリータイミングを5分足で確認します。
上昇トレンドが発生していることがわかりますので、サポートの確認が必要です。
通常ならサポートとして機能している移動平均線かトレンドラインを抜けてからエントリーします。
しかし、上の画像ではすぐ下にある白の水平線がサポートとして機能しています。
このようにレジスタンスだけでなく、サポートの確認も行うことで、ある程度の値動きが予測できます。
したがって、エントリーポイント2でのLowエントリーは見送ることになります。
取引時間を使った狙い方
取引時間を使った狙い方として
- ゴトー日の仲値
- ロンドンフィックス
などの特定の時間帯での値動きを期待して取引する方法もあります。
ゴトー日の仲値
ゴトー日とは5の倍数の日のことです。
例えば、5日、10日、15日、20日、25日、30日などです。
土日祝日がゴトー日のときは、金曜日に前倒しされます。
ゴトー日は企業の決算日と重なることが多いので、米ドルが買われやすい傾向にあります。
仲値とは銀行などの金融機関が外貨取引をする際の基準となるレートのことです。
仲値は毎朝9時55分の為替レートを参考に金融機関が決定します。
以上のようにゴトー日には米ドルの需要が高まります。
銀行は少しでも安く米ドルを仕入れるために、仲値が決まる前までに仕入れを済ませようとします。
そのためゴトー日の仲値では米ドル高が進む傾向があるのです。
ロンドンフィックス
ロンドンフィックスとは、東京時間の仲値に相当する時間で外貨取引の基準レートを決めるための時間です。
- 夏時間:日本時間午前0時
- 冬時間:日本時間午前1時
ただ、値動きが激しい時間帯は方向性の把握が難しく難易度が上がるため、初心者は避けたほうが無難な時間帯ともいえます。
転売でのリスクヘッジ手法も使える
転売をリスクヘッジの手段としても使えます。
1時間取引のリスクとして、ポジションの保有時間が長いことがあげられます。
例えば、1時間取引でLowエントリーしていたときに、価格が下落して利益になっていたとしても、長い時間保有していることで価格が反転上昇してしまうこともあります。
価格が反転上昇してエントリーしたポイントを上抜けた状態で判定時間を迎えれば、損失になってしまいます。
また、転売すれば損失を抑えることができる場合でも、判定時間まで待っていれば購入額全額が損失になってしまいます。
このようなリスクに備えるためにも転売は有効です。
したがって、
- 勝てる可能性の低い取引では細かく損失を出す
- 勝てる可能性の高い取引では判定時間まで待って満額のペイアウトを受ける
以上のように転売を上手に使えば、リスクヘッジになりトータルでも勝ちやすくなります。
バイナリーオプション1時間取引のまとめ
1時間取引の基本からメリット・デメリットに加えて、具体的な攻略法までお伝えしてきました。