バイナリーオプションの30秒取引に必勝法が知りたい!と思っている人へ警告します。
というのも、バイナリーオプションの30秒取引は
- 分析があてにならない
- メンタルを保つのが難しい
- ドロー負けがある
という理由で、プロトレーダーであればまず取引をすることがないんだ。
しかし、巷ではバイナリーオプション30秒取引の必勝法を紹介する人や業者が存在しています。
「バイナリーオプション 30秒取引」とGoogle検索したらわかりますが、気を付けるがもはや無法地帯です。
そこでこの記事では、
- なぜ勝てない手法を必勝法として紹介するのか?
- バイナリーオプションの30秒取引が勝てない理由
- 紹介されている必勝法の実証
について紹介していきます。
バイナリーオプション30秒取引必勝法に騙されるな!
ネット上には、バイナリーオプションの30秒取引における必勝法・攻略法を紹介している人が多く存在するものの、そのほとんどは勝てない手法です。
なぜならネット上で30秒取引の必勝法を紹介する人・業者の多くは、
- 業者側の利益を優先している
- アフィリエイターにとって都合がいい
- 自身の手法やツールを販売したいだけ
という理由から、勝てもしない手法を紹介していますので、解説していきます。
ターボ取引のペイアウト倍率が激高である理由
ターボ取引のペイアウト率が高い理由は、他の取引に比べ勝ちにくいからです。
バイナリー業者は、
- トレーダーが勝てば損をする
- トレーダーが負ければ得をする
という仕組みとなっています。
そして30秒取引は
- たった30秒の値動きは分析がほとんど通用しない
という理由から高い勝率を継続するのはまず不可能なので、結果的に得をするのはバイナリーオプション業者になります。
アフィリエイターにとって都合がいい
アフィリエイターにとって都合がいい理由は「30秒取引で連勝したら爆発的に稼げる!」という謳い文句を使って、バイナリー業者の口座開設に誘導できるからです。
例えば人気ナンバー1のハイローオーストラリアのアフィリエイト報酬発生条件は
- 口座開設
- 1回の取引を達成
- 条件達成で約3万円の報酬がもらえる
という条件のため、あの手この手で紹介報酬を得ようとしてくるのです。
自身の手法やツールを販売したいだけ
30秒取引の必勝法を紹介している業者が多いのは、バイナリーオプションの初心者をターゲットに、自身の手法やツールに誘導する手口になります。
このような理由から、30秒取引の必勝法を紹介する販売者が多く存在するので、決して騙されないようにしてください。
バイナリーオプション30秒取引はなぜ勝てないのか
バイナリーオプションの30秒取引が勝てない理由は、
- 分析があてにならない
- メンタルを保つのが難しい
- ドロー負けがある
の3つです。
分析があてにならない
バイナリーオプションの30秒取引が勝てない1つ目の理由は、分析があてにならないからです。
とはいえ、どうしても30秒取引をしたいという場合には、値動きによってグラフが推移する「ティックチャート」がおすすめです。
メンタルを保つのが難しい
バイナリーオプションの30秒取引が勝てない2つ目の理由は、メンタルを保つのが難しいからです。
例えば30秒取引で、
- 10連勝中
- 10連敗中
の状況でご自身の感情がどうなっているかを想像してみてください。
仮にメンタルを平常に保てていないと、
- 負けを取り返すために根拠の薄いポイントでエントリー
- 連勝中に油断をしてエントリーが雑になる
といったことにもなりかねません。
バイナリーオプションでは、メンタルによって負けてしまうこともあるので、メンタルを平常に保つのが難しい30秒取引はおすすめできません。
ドロー負けがある
バイナリーオプションの30秒取引が勝てない3つ目の理由は、ドロー負けがあることです。
30秒取引のような短期取引ですと、エントリーから判定時刻までいっさい値動きしない事があります。
この場合の判定は必ず負け判定になるため、つまり勝率が50%を下回る結果となってしまうことで、単純に勝率が下がってしまうのです。
30秒取引で必勝法とされる投資手法は本当に勝てる?
何度も繰り返しますが、30秒取引で必勝法とされる投資手法を使ったとしても、勝つことはできません。
ちなみに今回実証する手法は、
- 急激なトレンド相場を狙った順張り手法
- ティックチャートのノイズを使った逆張り手法
- ウィリアムズ%Rを使った取引手法
の3つです。
急激なトレンド相場を狙った順張り手法
この手法では、短期と長期の移動平均線を使ってトレンド相場を狙っていきます。
移動平均線とは、ある一定期間の価格から平均値を計算し、折れ線グラフで表したものです。その日を含めた過去何日間(または何週間)かの価格を毎日計算するため、平均値が移動していくことから、移動平均と呼ばれます。
代表的なテクニカルチャートのひとつで、価格の傾向や流れなど、相場の方向性を見る手掛かりとなります。現状の株価や為替などの価格を表すローソク足と組み合わせて、売買のタイミングを計るときに使われます。ただし、過去何日間(または何週間)の平均を取っているので、実際の価格の動きよりも遅くなります。
また移動平均線は、MACDやボリンジャーバンドなど、他のテクニカルチャートにも応用して利用されています。
引用:移動平均線|初めてでもわかりやすい用語集
移動平均線の設定値
移動平均線の設定は、
- 挿入
- インディケータ
- トレンド系
- Moving Average
です。
また、2本の移動平均線の設定値はそれぞれ、
- 期間:5(短期線)
- 期間:14(長期線)
になります。
急激なトレンド相場を狙った順張りのエントリーポイント
急激なトレンド相場を狙った順張りのHighエントリーのエントリーポイントは
- 短期線が上向きに推移
- 短期線が長期線を下から上にクロス
- 上記条件の次足からエントリー
です。
このエントリーポイントでは、うまくトレンド相場の勢いに乗っているので勝てています。
また、急激なトレンド相場を狙った順張りのLowエントリーポイントは
- 短期線が下向きに推移
- 短期線が長期線を上から下にクロス
- 上記条件の次足からエントリー
になります。
こちらのポイントは、反発を受けながらも下降方向へ値動きが進み、なんとか勝てています。
しかし、この手法では移動平均線だけでエントリーポイントを見つけていくので、根拠としては弱いです。
- ダマしに終わる可能性
- トレンドが転換して反発を受ける可能性
があり、対策されていないので必勝法とは言えませんね。
ティックチャートのノイズを使った逆張り手法
この手法では、通常の時間軸チャートではなく、値動きによって推移するティックチャートを使っていきます。
ティックチャートの設定方法
ティックチャートの設定方法は、
- MT4左上の銘柄を右クリック
- ティックチャートを選択
です。
ティックチャートのノイズを使った逆張り手法のエントリーポイントは、
- ティックチャートが急激に推移
- 即座に反対方向へエントリー
です。
これは、ティックチャートのノイズを使ったHighエントリーですが、しっかりと反発を捉えられています。
こちらはティックチャートのノイズを使ったLowエントリーです。
結果的に勝ててはいますが、しっかりと反発を捉えられてはいません。
というのも急激な値動きでエントリーしたものの、その後レンジ相場のような値動きを見せており、元の値段まで戻っていないからです。
そのため、あまりおすすめできる手法ではありません。
ウィリアムズ%Rを使った取引手法
Williams%Rは、著名なトレーダであるラリー・ウィリアムス氏によって考案されたオシレーター系のテクニカル指標でストキャスティクスの%Kに近いものです。一定期間の最高値と最安値からなる価格変動幅の中で、直近の終値が相対的にどのレベルにあるのかを示したものです。
引用:Williams %R|テクニカルチャート講座
ということでウィリアムズ%Rは−100%〜0%の値で推移し、買われすぎ・売られすぎを表すインジケーターです。
ウィリアムズ%Rの値は
- 0%に近いほど買われすぎ
- −100%に近いほど売られすぎ
を表します。
ウィリアムズ%Rの設定値
ウィリアムズ%Rの設定方法は、
- 挿入
- インディケーター
- オシレーター
- Williams’ Percent Range
です。
また設定値は、
- 期間:14
- 下限設定:-100
- 上限設定:0
になります。
ウィリアムズ%Rのエントリーポイント
ウィリアムズ%RのHighエントリーのエントリーポイントは、
- −20%より上を推移
- −20を下に抜ける
- 上記の次足でエントリー
です。
急激な値動きであるノイズに巻き込まれることもなかったので、このエントリーポイントでは、勝つ事ができています。
ウィリアムズ%RのLowエントリーのエントリーポイントは、
- −80%より下を推移
- −80を上に抜ける
- 上記の次足でエントリー
になります。
こちらも同様に、ノイズに巻き込まれることもなかったので、このエントリーポイントでは、勝つ事ができています。
とはいえ、どれだけ分析したつもりでも30秒取引は前提として
- 分析があてにならない
という取引なので、おすすめはできません。
まとめ
今回は、バイナリーオプションの30秒取引について解説してきました。
ネット上では、
- 業者側の利益を優先している
- アフィリエイターにとって都合がいい
- 自身の手法やツールを販売したいだけ
という理由から、勝てもしない手法を必勝法として紹介しています。
また、バイナリーオプションの30秒取引は、
- 分析があてにならない
- メンタルを保つのが難しい
- ドロー負けがある
ので勝ち続けることができません。
さらに今回は30秒取引における3つの必勝法を実証しました。
とはいえ、どうしても短期取引がしたい方は、最低でも1分取引をサインツールで攻略してみてください。
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