バイナリーオプションでCCIを使いこなせている人は少なく、非常にもったいないです。
この記事ではそんなバイナリーオプションのCCIについて、
- 一体どんなインジケーターなのか
- 設定値は何にすればいい?
- エントリーパターンを知りたい
- 組み合わせが有効なインジケーターは?
の4つを深掘りしていきます。
この記事を読むことで、CCIを100%使いこなせるようになります。
少しでもCCIについて不安をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。
バイナリーオプションでのCCIの使用方法
バイナリーオプションにおいてCCIは、
- レンジ相場での反発を狙った逆張り
- トレンドの転換を狙った逆張り
で活躍します。
CCIの特徴
CCI(Commodity Channel Index)とは、ドナルド・ランバート氏が開発したオシレーター系テクニカル手法である。CCIは相場の値動きには一定のサイクルがあることを基本的な考えとして用い、相場の「買われすぎ」や「売られすぎ」を判断する指標である。
引用:CCI|ヒロセ通商
CCIの特徴は、
- いち早く相場の反発点・転換点を捉えられる
- 表す数値に上限・下限がない
の2つです。
CCIの数値は、直近のローソク足によって確定します。
CCIの値は、一般的に0〜±200までの範囲で推移することが多く、急激な値動きの際にはさらに値が大きくなることがあります。
CCIで使用すべき相場
バイナリーオプションにおいてCCIを使用すべき相場は、
- 反発の多いレンジ相場
- トレンド相場の転換点
です。
CCIの値が、
- +100の時には、買われすぎ
- −100の時には、売られすぎ
と判断できます。
CCIの値が売られすぎ・買われすぎを表す場合には、反発・転換が起こりやすい一方で、値に上限・下限がないため±200まで推移することもあります。
CCIの設定方法
CCIの設定方法は、
- 挿入
- インジケーター
- オシレーター
- Commodity Channel Index
の順で設定できます。
また、設定値は
- 期間:14
- レベル:+100・−100
- 適用価格:close
です。
CCIでエントリーできるエントリーパターン
CCIでエントリーできるエントリーパターンは、
- レンジ相場での反発を狙った逆張り
- トレンドの転換を狙った逆張り
の2つです。
それぞれについて、解説していきます。
レンジ相場で反発を狙った逆張り
1つ目のエントリーパターンは、レンジ相場で反発を狙った逆張りです。
レンジ相場で反発を狙った逆張りのエントリーポイントは、
- CCIが+100を上から下に抜けた:Lowエントリー
- CCIが−100を上から下に抜けた:Highエントリー
- 次足からエントリー
になります。
全てのエントリーポイントで勝ち判定が取れていますが、右側3つのようにCCIがギザギザする場合には注意が必要です。
そのため、CCIがギザギザしている場合には、エントリーを避けるのがおすすめです。
トレンドの転換を狙った逆張り
2つ目のエントリーパターンは、トレンドの転換を狙った逆張りです。
このエントリーポイントは先ほどと同様の
- CCIが+100を上から下に抜けた:Lowエントリー
- CCIが−100を上から下に抜けた:Highエントリー
になります。
上昇トレンド中に+100を下抜けたタイミングでトレンドの方向が転換しています。
というのも、CCIは値動きに対して反応速度が早い分、エントリー根拠としては弱いのでダマしに引っかかりやすいからです。
CCIと組み合わせて有効なインジケーターの種類とエントリーポイント3選
CCIと組み合わせて有効なインジケーターは、
- 移動平均線
- ストキャスティクス
- RSI
の3つがあります。
CCIと移動平均線のエントリーポイント
移動平均線とは、ある一定期間の価格から平均値を計算し、折れ線グラフで表したものです。その日を含めた過去何日間(または何週間)かの価格を毎日計算するため、平均値が移動していくことから、移動平均と呼ばれます。
代表的なテクニカルチャートのひとつで、価格の傾向や流れなど、相場の方向性を見る手掛かりとなります。現状の株価や為替などの価格を表すローソク足と組み合わせて、売買のタイミングを計るときに使われます。ただし、過去何日間(または何週間)の平均を取っているので、実際の価格の動きよりも遅くなります。
また移動平均線は、MACDやボリンジャーバンドなど、他のテクニカルチャートにも応用して利用されています。
引用:移動平均線|初めてでも分かりやすい用語集
移動平均線を組み合わせることで、相場の方向性にあったエントリーができるようになります。
CCIと移動平均線の設定値
CCIの設定値は、
- 期間:14
- レベル:+100・−100
- 適用価格:close
です。
また、移動平均線の設定値は、
- 期間:50
- 適用価格:close
になります。
CCIと移動平均線のエントリーポイント
まずこの手法の前提として、
- ローソク足が移動平均線よりも上にある:Highエントリーのみ
- ローソク足が移動平均線よりも下にある:Lowエントリーのみ
でエントリーをしていきます。
前提を踏まえた上で、エントリーポイントは
- CCIの+100を下から上に抜けたらHighエントリー
- CCIの−100を上から下に抜けたらLowエントリー
- ±100を抜けた次足でエントリー
です。
Highエントリーを赤ライン、Lowエントリーを黄ラインで示してあり、一番右側のLowエントリー以外は全て勝てています。
上記のチャートでは左から2つ目の赤ラインですが、ローソク足が移動平均線と重なってしまっています。
この場合でも勝つことはできますが、期待値が高いわけではないので、エントリーを見送るのがおすすめです。
CCIとストキャスティクスのエントリーポイント
オシレーター系と呼ばれるチャート分析の一種で、株価のある一定期間の変動幅と終値の関係から、相場の相対的な強弱の勢い、いわゆる「売られすぎ」や「買われすぎ」を示す指標です。
チャートは%K(Fast)と%D(Slow)の2本の線で表され、数値は0%から100%の範囲で推移します。
%Kラインは相場に対して敏感に動き、対して%Dラインは%Kラインよりも遅く動きますが、より重要とされているのは%Dラインです。
一般的には20~30%以下で売られすぎ、70~80%以上で買われすぎと判断しますが、相場の勢いが強い場合には、20%や80%を突破することもあります。
また、チャートは、%Kが%Dを上から下にクロスした場合は売りシグナル、下から上にクロスした場合には買いシグナルと見ることもできます。
引用:ストキャスティクス(ストキャスティクス)|初めてでも分かりやすい用語集
ストキャスティクスは、CCIと同様に売られすぎ・買われすぎを表すインジケーターです。
CCIとストキャスティクスの設定値
CCIの設定値は、
- 期間:14
- レベル:+100・−100
- 適用価格:close
です。
続いて、ストキャスティクスの設定値は
- %K期間: 14
- %D期間: 3
- スローイング: 3
になります。
CCIとストキャスティクスのエントリーポイント
CCIとストキャスティクスでHighエントリーを狙うポイントは、
- レンジ相場を見つける
- %Kと%Dが20以下
- %Kが%Dを下から上に抜ける
- CCIが−100を下から上に抜ける
- 上記の条件が揃った次足でエントリー
です。
条件が揃ったローソクにラインを引いたので、その次足からエントリーです。
3箇所のエントリーポイントがありますが、全てのポイントで反発を捉え勝つことができています。
続いて、CCIとストキャスティクスでLowエントリーを狙うポイントは、
- レンジ相場を見つける
- %Kと%Dが80以下
- %Kが%Dを上から下に抜ける
- CCIが+100を上から下に抜ける
- 上記の条件が揃った次足でエントリー
です。
条件が揃ったローソクにラインを引いたので、その次足からのエントリーになります。
こちらも全てのポイントで勝てています。
とはいえ、エントリーの際にはストキャスの形に注意が必要です。
ストキャスティクスの形は、
- 天井に張り付く:トレンド相場(黄色◯)
- 尖った山が複数:レンジ相場(赤色◯)
を表します。
CCIとRSIの組み合わせ
RSIとは、テクニカルチャートのひとつで、「Relative Strength Index」の頭文字をとった略語です。日本語に訳すと「相対力指数」になります。要するに、買われすぎか、売られすぎかを判断するための指標として利用されています。
RSIは、過去一定期間の上げ幅(前日比)の合計を、同じ期間の上げ幅の合計と下げ幅の合計を足した数字で割って、100を掛けたものです。いくら値上がり、値下がりしたかはRSIでは判断できません。数値は0~100で表され、一般的に70~80%以上で買われすぎ、20~30%以下で売られすぎと判断されます。
引用:RSI|初めてでも分かりやすい用語集
RSIもCCIと同様に売られすぎ・買われすぎを表すインジケーターです。
CCIとRSIの設定値
CCIの設定値は、
- 期間:14
- レベル:+100・−100
- 適用価格:close
です。
また、RSIの設定値は
- レベル:35・65
- 期間:9
- 適用価格:close
になります。
CCIとRSIのエントリーポイント
CCIとRSIのHighエントリーを狙ったポイントは、
- CCIが−100以下
- RSIが35以下
- CCIとRSIがそれぞれ−100・35を下から上に抜ける
- 上記の条件が揃った次足でエントリー
です。
エントリー条件の整ったポイントにラインを引いたので、その次足からエントリーをしていきます。
3つのポイント全てが陽線なので勝てています。
続いて、CCIとRSIのLowエントリーを狙ったポイントは、
- CCIが+100以上
- RSIが65以上
- CCIとRSIがそれぞれ+100・35を上から下に抜ける
- 上記の条件が揃った次足でエントリー
です。
こちらも全てのポイントで勝つことができています。
まとめ
この記事では、バイナリーオプションにおけるCCIについて解説してきました。
また、CCIの設定値は
- 期間:14
- レベル:+100・−100
- 適用価格:close
と紹介しました。
CCIと組み合わせて有効なインジケーターとして
- 移動平均線
- ストキャスティクス
- RSI
の3つ紹介しました。
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